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コードブルーで何度も出てきた骨盤骨折

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あなたは骨盤骨折と聞いて、痛いの?治療法は?命にかかわる程危険なの?

 

と思うかもしれません。


人気ドラマのコードブルーを見ていて良く出ていたので解説したいと思います。

 

  

骨盤の構造

 

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骨盤は、左右1対の寛骨(腸骨)、仙骨、尾骨で構成されています。

 


寛骨:腸骨、坐骨、恥骨が合わさり寛骨となる


仙骨:5個の仙椎がくっつき仙骨となる


尾骨:3-6個の尾椎がくっつき尾骨となる

 

 

骨盤は、男女差が著しいもので女性は出産の際に胎児が通るため内部の骨盤腔が広い。

 

心臓から出て背骨の前を沿うようにして下行してきた大動脈が骨盤のあたりで左右に分かれます。


この血管を総腸骨動脈といい、脚の方へ行く外腸骨動脈と骨盤の臓器に血液を送る内腸骨動脈に枝分かれします。

 

骨盤骨折はなぜ怖いのか?

交通事故や高所からの転倒などかなりの外力が加わるケガにおいて絶対に見逃してはならない疾患です。


骨盤骨折は、見逃せば短時間で死に至らしめるという恐ろしい外傷です。


先ほど骨盤のあたりには動脈があるという説明をしました。


この動脈が骨盤骨折の際に大量出血した場合、この出血が全て体内で起こるため、体外から見ても気づきません。


骨盤骨折によって起こる出血は、量にして最大4リットルとされ、骨折で起こる出血の中では圧倒的に最多。


これだけの血液を一気に失うと、急激に血圧は下がり、あっという間に心停止に陥ってしまいます。


骨盤骨折による出血性ショックでは、緊急止血を行わなければ、患者さんの命は一瞬にして失われてしまうのである。

 

 

なので見逃すと患者さんを死なせてしまう損傷がないか第一に診るため


最初に救急医がすべきこと


・点滴(輸血ルートの確保)


・ポータブルX線撮影


・FAST(体内への出血をエコーで確認)

 

このポータブルX線で撮影するのが、胸と骨盤である。


X線撮影というとあなたも一度は経験があるように自分でレントゲン室に行って、機械の前に立って撮影します。


だが、ケガをして運ばれて来た患者さんはそれができないため、放射線技師が巨大な移動式のX線撮影装置を持ってベッドまで来てくれる。


これがポータブルX線撮影である。


ここでのポイントは


・胸部X線で大量血胸(胸の空間への大出血)と多発肋骨骨折がないかだけを診る


・骨盤X線で骨盤骨折がないかどうかだけを診る


ということ。


まずはこれ以上詳しくみない。


なぜなら、これら以外は短時間で致命的になることはなく、ほかの損傷に気をとられている時間はないからだ。 

治療法

骨盤骨折の治療は主に保存療法または手術により固定を行います。

 

大量出血を伴う場合は緊急で止血処置を行う必要があります。


・骨盤周囲を一定の圧力で圧迫する。
・骨折部を体外から仮固定し、骨折部を安定化させ止血する。
・血管に塞栓術を行うこともあります。 

まとめ

いかがだったでしょうか?


コードブルーで何度もでてくるということはそれだけ重要だということがわかります。


骨盤骨折は、見逃せば短時間で死に至らしめる恐ろしい外傷です。


また骨盤骨折は、交通事故や転落などの強い衝撃によって起こることが多い骨折です。


日頃から安全運転や注意して歩るくことを心掛けましょう。