整骨院ONLINE相談

睡眠・栄養・運動で健康な身体をつくる

手根管症候群で手がしびれる。治療して治るの?それとも手術が必要?

f:id:fukuokacafe:20171106185657j:image

 

ある日突然、手の指にしびれがでて整形外科を受診したところ、

 

医師から「手根管症候群です。」と言われ自分でインターネットで調べていることだと思います。

 


手根管症候群はなかなか厄介な疾患です。


正しい治療が行われないことによって悪化すると日常生活の動作も困難になってきます。


また手術となる場合もあるのでそうならないで良いように、ここでは手根管症候群について説明していきます。

 

手根管症候群とは?

f:id:fukuokacafe:20171106185740j:image

 

手首と指に伝達する神経血管が通る手根管というトンネルがあり、

 

この手根管が何らかの原因により圧迫され

 

指先がビリビリとしびれるような痛みが出ることを手根管症候群といいます。

 

 

トンネル部分の手根管を通る神経は、「正中神経」と「尺骨神経」があります。

 

正中神経は、手のひら側の親指、人差し指、中指、薬指の半分(親指側半分)に走行しています。

 

尺骨神経は、残りの指の薬指の半分(小指側半分)、小指に走行しています。

 

この正中神経が圧迫され、親指から薬指の半分や手のひら全体にしびれが出ることが特徴です。

 

手首の手根管部分を打鍵器でたたくと指先にしびれと痛みが響きます。

 

(チネルサイン)

f:id:fukuokacafe:20171106190105p:image


このしびれや痛みは、朝起きたときに強く感じることが多く、手のこわばり感もあります。


手根管症候群の症状が進むと、親指の拇指球がやせてきて人差し指と親指で丸を作る「OKサイン」ができなかったり、

 

お箸やペンなどの細かいものがつかめなくなったりするので生活にも支障が出ます。

 

 

手根管症候群の検査としては、両手の手首を直角に曲げて手の甲を合わせてその状態をキープし、

 

1分以内に指先にしびれや痛みの症状が悪化するかどうかをみます。

 

(ファーレンテスト)

f:id:fukuokacafe:20180113091029j:image

 

 

症状

 

・しびれ


・痛み


・筋肉の萎縮


・こわばり感


・感覚異常

 

原因

突然発症することが多く、原因不明です。


整形外科で検査をして手根管症候群と診断された患者さんのほとんどが、

 

原因は手の使いすぎか原因不明と言われます。


ただし症状を訴える人の統計では、

 

妊婦や更年期の女性に多く女性ホルモンの乱れが原因の一つではないかと考えられています。

 


その他には、手首の骨折や脱臼などのケガ、仕事や日常生活で手や指を良く使う人、人工透析をしている人に生じます。

 

治療法

手の使いすぎで起こることが多いので手の安静を心掛けることが重要です。

 

手や指の安静

病院では、「手をなるべく使わないようにしてください」と言われます。


手首の安静と使いすぎないように運動制限をするためにテーピングやサポーターで固定します。

 

薬物療養

痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤やビタミンB12を用います。

 

注射

手首に直接ステロイド剤を注射することによって、症状の緩和を試みます。


ただし、注射によって神経を傷つけてしまうリスクがあるので繰り返しの注射は注意が必要です。

 

手術

手根管の圧迫が慢性化している場合は手術を行う。

 

難知性のものや筋肉の萎縮により日常生活に支障をきたす場合は手術が検討され、

 

内視鏡を用いた鏡視下手根管開放術小皮切による直視下手根管開放術が行われます。

 

わずか1cm程度の切開で手術を行うことが可能なため、

 

手術後の痛みが少なく、水に触れなければその日から手を使っても大丈夫です。

 

経験談

手根管症候群の治療は正直難しいです。


なぜかと言うと、手は生活する上で使う頻度が多すぎるからです。


安静にして欲しくても安静にすることは現実的に難しいです。

 


手のしびれは病院では首からきていると言われがちですが、

 

まず手根管症候群の原因を見つけることが優先すべき所です。

 


原因は不明と説明しましたが、

 

患者さんの状態をみて神経が圧迫しているのか?筋肉で圧迫しているのか?骨の配列がズレているのか?

 

など考えてみることです。

 


ただ仕事や生活で安静にできないこともあると治療をしていて3歩進んでも2歩退がるような少しずつの治療になってしまい

 

患者さんが治療を受けることを嫌になることもあります。


それでも一緒に協力し合って地道に治療することで症状が良くなるといった変化がでてきます。


なかには、手術をされた患者さんもいます。


私が過去に診た患者さんで3名いましたが、結果としては3名ともしびれは良くならなかったと言っていました。


そのなかの一人は、手術後手首を伸ばすことができず

 

次第に肘も伸ばせなくなり曲げたまま生活していると肘から手首にかけてしびれが出てきた患者さんもいます。

 


手術が悪いとは言いません。


ですが、原因をみつけそれに対して手術などの処置を行わないと結果は変わらないということ。


それと、たとえ正しい手術だとしても手術して終わりではなくて手術したあとのリハビリやケアといった日常生活での使い方などの指導が徹底されていないとまた再発してしまいます。


人間は機械みたいに壊れたからといって部品の交換ができるわけではありません。


手術をして元の体に戻るわけではないので、術後自分の身体での生活をおくるために術後のケアを心掛けてみてください。

 

柔道整復師に身体の不調に関する疑問や不安をぶつけてみませんか。

 

ご相談はこちら