整骨院ONLINE相談

睡眠・栄養・運動で健康な身体をつくる

よく聞く野球肘とテニス肘の違いは?内側上顆炎と外側上顆炎の解説。

f:id:fukuokacafe:20171110185629j:image

 

特にぶつけた覚えもないのに肘に痛みが出ることがあります。


肘は、指と同じように、スポーツや仕事などで頻繁に使用する箇所です。


現代ではスマートフォンが普及しており、スマホが原因で肘に痛みが生じている方も増加してきています。

 


いわゆる「スマホ肘」と呼ばれているのですがスマホ肘よりも、野球肘・テニス肘といった言葉の方が良く聞くのではないのでしょうか?


これらのスポーツに共通するのは、手首や肘をよく動かす動作をおこなうことです。


ここでは、肘を伸ばすときに痛い、曲げるときに痛いなどの症状と肘の内側と外側で痛みが生じる原因が違うことについてお伝えしていきます。

 

 

肘関節の構造について


f:id:fukuokacafe:20171110185742j:image

 

f:id:fukuokacafe:20171110185745j:image

 

 

肘関節は、上腕骨、橈骨、尺骨でできており、腕尺関節腕橈関節の二つの関節から構成される関節です。


これらの関節は1つの関節包という膜で包まれて肘関節となります。

 

外側上顆炎(肘の外側の痛み)

外側上顆炎とは、肘の外側に過度な負荷がかかり炎症を起こす疾患です。


一般的にテニス肘と言われるものです。

 


外側上顆には、手首を返す筋肉が付着しているため、手首を使うスポーツや仕事が原因となります。


例えば、テニスや野球は、ラケットを振る、ボールを打つなどの動きの繰り返しになります。


家事でも、雑巾を絞ったときに手首を返します。


これらの動作を、長時間おこなうことにより、外側上顆に負担が掛かり肘に痛みなどが生じます。

 

この炎症を抑えるには、安静にして冷やすことが大切です。


冷やす時には、氷のうやアイスノンで肘の外側を15分間くらいアイシングしてください。

 

炎症の原因となるスポーツや家事などの動作を控え、まずは炎症を鎮めることを優先しましょう。

 

検査としては、整形外科を受診しレントゲンなどの検査に加え、

 

トムセンテスト、中指伸展テスト、チェアテストが行われます。

 

トムセンテスト

手のひらを下にして肘を伸ばし、手首を手の甲側へ反るようにします。

 

反対の手でその動きに抵抗を加えます。

 

この時に肘の外側に痛みが出た場合は「陽性」となります。

 

中指伸展テスト

中指を手の甲側に反らすようにします。

 

反対の手でその動きに抵抗を上から下に加え、下に押さえたときに肘の外側に痛みが出た場合「陽性」となります。

 

チェアテスト

肘を伸ばして手のひらを下に向けた状態で椅子を持ち上げます。

 

この時に肘の外側に痛みが出た場合「陽性」となります。

 

椅子を用いて検査を行うためチェアテストと呼ばれていますが水の入ったペットボトルなど、少し重みのあるものなら何でもOKです。

 

内側上顆炎(肘の内側の痛み)

内側上顆炎とは、肘の内側に過度な負担がかかり炎症を起こす疾患です。


一般的に野球肘と言われるものです。

 

 

原因としては、手首を手の甲側に曲げたり、

 

指を曲げるなどの動きを多くすることによって肘の内側に付着する筋肉が痛んだり、

 

加齢による筋力の低下や運動前のストレッチ不足などが挙げられる。

 

内側上顆炎は、検査により自分で確認することができます。


リスト・フレクション・テストとフォアアーム・プロネーション・テストがあります。

 

リスト・フレクション・テスト

握りこぶしを作って、腕を前に伸ばし、手の甲を下側にします。


反対の手で握りこぶしを押えます。


こぶしは手前の自身の体に向かって返そうとします。


この時、反対の手はその動きを制するように下に押さえつけるようにしてください。


この時に肘の内側に痛みが出た場合は「陽性」ということになります。

 

フォアアーム・プロネーション・テスト

握りこぶしを作って、腕を前に伸ばし、手の甲を下側にします。


反対の手で握りこぶしを押えます。


こぶしを内側にひねるようにします。


この時、反対の手はその動きを制するように外側に向かって押し返します。


この時に肘の内側に痛みが出た場合は「陽性」ということになります。

 

症例報告

私が診てきた外側上顆炎と内側上顆炎はスポーツをしている学生が多かったです。


あとは、子育てや家事が大変な女性です。

 


主に学生の場合、可能であれば運動の中止とアイシング。


その間に治療を進めながら身体の使い方(肘や手首など)やスポーツのフォームの確認・修正をします。


この疾患は、安静にしてしっかりアイシングや固定ができれば痛みはなくなります。


ですが、部活に復帰した時に同じ使い方をしていたら必然的に再発します。


なので、痛みを引かせる対症療法を行いながら同時にフォームの見直しや身体の使い方を修正することで痛みがでる原因を改善する根本的な治療をしなければなりません。

 


痛みがでるということはその部分に負担をかけすぎているということです。


すると正しいフォームから崩れているとパフォーマンスもその分落ちると思います。


だから、痛みを治すのと同時に部活に復帰したときに前よりも良い結果が出せるように心掛けて施術しています。


どうしても練習を休めない場合は、テーピングなどをして少しでも負担を減らすことをおすすめします。

 

まとめ

肘の痛みは、大きく分けると、内側と外側に痛みが生じます。


肘の外側に出る痛みを外側上顆炎(がいそくじょうかえん)といいます。


肘の内側に出る痛みを内側上顆炎(ないそくじょうかえん)といいます。

 

 

肘関節は、曲げ伸ばしする関節で捻れに弱く日常生活でも手を使い肘を捻ることは多いです。


また、学生では筋肉の発達骨の成長のバランスがあったり、

 

女性では肘の骨が曲がりやすかったりするので(内反肘・外反肘)その辺りも考えなければいけません。

 

 

柔道整復師に身体の不調に関する疑問や不安をぶつけてみませんか。

 

ご相談はこちら