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柔整師が解説/大谷選手の肘の関節ねずみ

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日本ハムからエンゼルスへの移籍を決めた大谷翔平選手

 

検査で右肘の内側側副靱帯を損傷していたことが見つかり

 

さらに右肘の内側側副靱帯のそばに小さな遊離体(関節ねずみ)が発見されたと報道されました。

 

「投手が肘を怪我して大丈夫なのだろうか?」

「関節ねずみってなんだろう?」

 

と二刀流で活躍している大谷選手への期待が大きい分、心配や疑問が出てくると思います。

 

その心配や疑問を解決できるようにこの記事では、関節ねずみについて詳しく説明していきます。

 

 

関節ねずみとは

 

関節内に軟骨の破片などの遊離体がみられ、

 

この遊離体が関節内を動くときにひっかかったりすると痛みを引き起こします。


正式には、関節内遊離体といいます。

 

なぜ関節ねずみになるの?

 

原因となる疾患としては、


離断性骨軟骨炎変形性関節症骨軟骨骨折滑膜骨軟骨腫症が挙げられます。

 

離断性骨軟骨炎

に多くみられる疾患で、

 

関節軟骨の一部が壊死し軟骨とともに剥がれ落ちる状態です。


これが遊離体となり、肘の曲げ伸ばしの際に関節に引っかかり痛みを発生します。


この遊離体が関節内をねずみのように動き回ることから関節ねずみと言われるようになりました。


関節への小さな外力の繰り返しが原因とされています。


肘や膝の関節はねじれに弱い関節です。


ピッチャーの投球動作には肘をねじる動作が加わります。


ねじる外力の繰り返しが1番の原因ではないかと考えています。

 

変形性関節症

骨の変形により、骨が削れたり、骨に骨棘というトゲができることがあります。


トゲが神経に触れるとしびれや痛みを引き起こしたりするのですが、このトゲが折れることがあります。


折れた場合、これが遊離体となり引っかかる原因となります。

 

ヤンキースの田中将大投手は、右肘にトゲができたため、除去する手術を受けています。


このトゲがあることで、

 

折れる可能性肘の痛みの慢性化、肘関節の可動域の低下に繋がることから手術を決断したのではと考えられます。

 

骨軟骨骨折

骨と軟骨が同時に折れて、剥がれ落ちて遊離体となるものです。


膝関節に多く、膝蓋骨(膝のお皿)の骨折により関節部分に入り込むことで起こります。

 

滑膜骨軟骨腫症

関節をおおっている袋がありその内側にある滑膜に起こる良性の腫瘍です。


骨の一部が膨らんで盛り上がり、骨のように固い腫瘤(こぶ)ができます。

 

 

少し専門用語が並び難しかったですね。
これを参考に日本とメジャーの違いを見ていきましょう。

 

日本とメジャーの違い

メジャーに行くと良く怪我をすると聞きませんか?


実際に怪我をしている投手は多いです。


ダルビッシュ有、田中将大、松坂大輔、和田毅、藤川球児選手

 

これには、日本とメジャーの違いがあるのでは?と思います。

 

ケガをしやすい3つの違い

・馬革で滑りやすくサイズも重さも大きいメジャー公式球

 

・中4日先発5人によるローテーション

 

・マウンドの角度、高さ、柔らかさの違い

 

どれも肘に負担をかけてしまいますが、ローテーションが1番辛いのではと思います。

 

ボールやマウンドはまだ慣れることができます。


しかしローテーションは、

 

間が短いと炎症や疲れが取りきれずに次の登板になると肘や肩を酷使することになります。


これにより、ケガを起こしたり、手術したり、長期的に選手寿命を縮めているのではないでしょうか。

 

さいごに

肘や膝は、とてもねじれの外力に弱い関節です。


小さい力でも繰り返すと痛めてしまいます。

 

プロの選手だけでなく子どものスポーツでもよく起こります。

 

1度発症してしまうと、治るまで期間がかかります。

 

良い選手の特徴としてケガをしないこともその一つに含まれると思います。

 


個人的には大谷選手のメジャーでの二刀流の活躍に期待しています。


その反面、身体のケガがないよう願っています。