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転んで手をついて骨折/手首の骨折(コーレス骨折)のリハビリ

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転んだとき手をついた際に手首の骨を骨折してしまうことは多いです。


ある患者さんは、整復後固定し固定が外れたころには手首が動かせないのと肩が挙がらなくなっていました。


これを関節の拘縮といいます。

 

骨折して、固定することは当然の処置ですがこの患者さんは、全くリハビリを行わなかったそうです。


病院から何も言われなかったからです。

 

その結果、関節の拘縮が残り半年かけてリハビリし拘縮を治していくことになります。

 

もっとリハビリの重要性を知って欲しいです。

 

 

コーレス骨折とは

転倒して手のひらをついた時に起こる手首の骨折です。

 

正式には、橈骨遠位端部伸展型骨折といいます。

 

手首の骨には、橈骨と尺骨という2本の骨があります。


橈骨は、親指側の骨で尺骨は小指側の骨です。


この2本の骨は肘から手首まであるのですが、

 

手首に近い親指側の橈骨という骨を骨折したものをコーレス骨折(橈骨遠位端部伸展型骨折)といいます。


およそ手関節の1~3cm上で骨折します。

 

骨片転位は、

 

・遠位骨片:背側・橈側転位(短縮転位で近位骨片に騎乗)、回外する

 

・近位骨片 …掌側・尺側転位、回内(円回内筋・方形回内筋)

 

骨折線は、掌側から斜めに背側上方へ走る

 

症状

変形:遠位骨片の騎乗により、厚さと幅が著しく増大


①フォーク状・熊手状変形 
強度の背側転位から騎乗により、手関節背面が隆起


②銃剣状変形
強度の橈側転位により、遠位橈尺関節が脱臼して、尺骨茎状突起が尺側に突出(脱臼骨折となる)

 

腫脹:高度、手指まで出現

 

疼痛:限局性圧痛、介達痛(軸圧・牽引)

 

機能障害:掌背屈不能、前腕回外や手指のつまみ動作など障害

 

異常可動性

 

軋轢音:騎乗転位のときは無いことが多い

 

固定の肢位

肘関節90°に曲げる


前腕・回内位(手のひらが下を向いている)


※過回内はダメ(腕橈骨筋による再転位必発)、前腕太い人は中間位

 

手関節、軽度掌屈位、軽度尺屈位

 

肘関節を含め、MP関節が屈伸可能な範囲で4~5週間固定

 

※指関節の拘縮に注意(翌日から指運動開始)

 

1週間は再転位に注意
2週間過ぎから徐々に良肢位へ。

 

高齢者は肩・肘関節拘縮に注意

合併症

正中神経麻痺(尺骨神経)


長母指伸筋腱断裂


尺骨遠位端部(茎状突起)骨折


舟状骨骨折


尺骨下端部脱臼


月状骨脱臼


反射性交感神経性ジストロフィー

 

<反射性交感神経性ジストロフィー>
手関節周辺の骨折・脱臼の不完全な整復位や、広すぎる範囲の長期固定により、

 

手指の浮腫、チアノーゼ、関節拘縮、皮膚萎縮、骨萎縮、運動時の激痛がおこる。

 

反射性の血管運動神経障害が原因と考えられている

後遺症

遠位橈尺関節の亜脱臼


長母指伸筋腱断裂


変形治癒


骨端線損傷による成長障害


前腕回旋障害


指・手・肘・肩関節拘縮


手関節の外傷性関節炎


神経麻痺(橈骨・尺骨・正中神経)


ズデック骨萎縮


手根管症候群 

リハビリ

このリハビリ期間にしっかりとリハビリができていないと関節の拘縮や痛みが残ってしまうのでしっかりとリハビリをすることを心掛けましょう。

 

ギブス固定中に行うリハビリ

【指の拘縮の予防】


骨折した手のむくみを軽減させるため、骨折した手を心臓の高さより上に保持します。


そのまま指をグーパーを繰り返します。

 

※指のむくみが強く、うまく握れない場合には、指先から指の付け根に向かって圧迫もしくはさすってみてください

 

※運動後、熱感や痛みが出たら患部を冷やしてください

 

回数は、無理のない範囲で10〜20回を目安に行ってください。

 

 

【肩の拘縮の予防】


肘を伸ばしたまま腕を横から耳の横につけます。


腕を上げる動作を前から横から後ろからの3方向から上げる運動をしてください。

 

ギブス固定が外れてからのリハビリ

はじめのうちは重いものを持つといった負荷のかかる運動は、避けてください

 

1.テーブルに親指が上にくるように腕をのせ、手首を手のひらの方向、手の甲の方向に動かします。

 

2.脇をしめた状態でテーブルに腕と手のひらを乗せ、手のひらが上にひっくり返るように回します。


そしてまた手のひらが下向くように回します。
これを繰り返してください。

 

少し負荷をかけれるようになったら、


ゴムボールを握って筋力トレーニングをしたり指でつまむ動作など細かい動きをすると良いです。

 

 

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