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内側半月板損傷/手術する前に知りたかった治療方法

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半月板を怪我した方は、

 

「手術しなければいけないの?」

 

「スポーツに復帰できるの?」

 

「手術以外の治療法はないの?」

 

という疑問をお持ちだと思います。

 

 

ところが半月板について調べても、言葉が専門的で難しいと感じる方も多いでしょう。

 

安心してください。

 

半月板損傷は、手術以外にも治療方法はあります。

 

できる限りわかりやすく、私の臨床経験も交えて解説します。


ちなみに、半月板の損傷具合や今後スポーツに復帰を考えているのかによって手術を選択することもあり、

 

同じ半月板損傷でも治し方は、人それぞれ違うということを覚えておいてください。

 

 

半月板とは

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半月板とは、膝関節の内側外側に存在する三日月状の軟部組織です。

 

膝関節の内側にありC型のものを内側半月板、外側にありO型のものを外側半月板といいます。

 

主に、ひざを安定させる役割と、ひざにかかる衝撃を分散させるクッションの役割を担っています。

 

内側半月板と外側半月板の違い

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1番の違いは、半月板の可動性です。

 

内側半月板が靭帯や筋肉が付着して安定し可動性が低いのに対し、

 

外側半月板は、外周部が強固に付着していないため、より大きな可動性があります。

 

内側半月板の移動量が5㎜程度であるのに対し、外側半月板は約12㎜動くとされています。

 

半月板損傷の原因

半月板損傷はスポーツにおける怪我によるもの、加齢による変性で起こるものがあります。

 

スポーツでは、前十字靭帯や側副靭帯の損傷に合併して起こるものや、ターン動作などで膝に捻りが加わった場合に損傷します。

 

変性では、加齢により半月板が傷みやすくなっており、日常のちょっとした動作による軽微な外力で損傷します。

 

半月板損傷の種類

半月板損傷には様々な切れ目や形状がありますが、


「縦断裂」「横断裂」「水平断裂」などがあります。

 

縦断裂
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横断裂

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水平断裂
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半月板損傷の症状


・膝の内側もしくは外側が痛む


・膝の曲げ伸ばしが痛い


・正座ができない、しゃがみこめない


・引っかかりを感じる(ロッキング)


・力が抜けるような感じがする


・膝を動かすとき音がなる(クリック音)


・膝が腫れる


・歩行困難

 

半月板損傷の手術

半月板の手術は、切除縫合の二通りです。


半月板の断裂部位によって手術方法が変わります。


切除術は、損傷した半月板を全部、あるいは一部を取り除くものです。


縫合術は、治癒が期待できるところを縫い合わせる手術療法です。

 


半月板が癒合、修復するには血液が必要です。


半月板の外縁は血流が豊富なため縫合することにより癒合することが期待できます。


そのため断裂部が外縁の場合、主に縫合術が選択されますが、

 

半月板の損傷程度がつよく縫合するための糸がかかりにくい場合など縫合できないと判断した場合は部分切除が行われます。


内縁は血流が乏しいため縫合を行っても癒合する可能性が低くなります。


そのため断裂部が内縁の場合は部分切除が行われます。


手術でのデメリットは、一部分でも半月板を取り除いてしまうことです。


半月板の一部、もしくは全部を切除してしまうことで、


膝関節が不安定になり本来の動きができなくなったり、


クッション性がなくなることで骨がぶつかり削れてしまい、


「変形性膝関節症」という別の症状を起こしてしまう可能性もあります。


適切な対処をすれば、手術なしで半月板損傷の痛みは改善していく可能性があることをこれからお伝えしていきます。

 

臨床経験

30代女性の患者さんです。

 

フットサルが好きで、男性と混ざってフットサルを良くするそうです。

 

フットサルは、ターンやブレーキなど体の体重移動が多くフットサル中に右膝の内側半月板を断裂してしまいました。

 

病院でMRIを撮ると縦断裂していて、今後フットサルを続けるなら手術した方がよいとのこと。

 

本人は、直ぐには自分で答えが出せず整骨院に来られました。

 

まず、右膝が左膝の2倍くらい腫れ上がっていて、熱感もすごくありました。

 

歩くのも引きずりながらで膝を曲げても伸ばしても痛い状態でした。

 

 

本人の希望としては、手術はしたくないとのことそして、フットサルは今後も続けていきたいということでした。

 

なので患者さんの希望を優先し治療計画を立てました。

 

手術をしなくても痛みは引き日常生活は普通に過ごせるでしょう。


しかしフットサルとなると再度痛める可能性はかなり高いです。

 

なので患者さんには、予防することを約束してもらい、徹底して予防をしてもらいました。

 

予防方法は、


包帯固定とアイシングと筋力トレーニングです。

 

筋力トレーニングといってもあまり負荷をかけるトレーニングではなくて、

 

まずは膝関節を動かさず筋肉だけ力を入れたり抜いたりする所から、

 

膝の痛みの経過をみつつ負荷をかけるようにしました。


ウォーキングも全く歩けない所から10分歩けるようになったら5分ずつ伸ばしていくという感じです。

 

さいごに

半月板の損傷と膝の痛みはイコールではありません。


半月板は軟部組織でほとんど神経が通っていません。


爪や髪の毛を切っても痛くないのと同じで、半月板そのものご痛みを感じるわけではありません。


実際に痛みを感じるのは膝関節を包む関節包の滑膜というところです。


半月板が損傷した状態で膝を曲げ伸ばしすると滑膜に負荷をかけたり炎症を起こし痛みが発生します。

 


半月板の損傷は痛みの「原因」ではなく、筋肉の柔軟性の低下や無理な動きをした「結果」です。


ですから、膝周りの筋肉が柔軟で、偏りなく動かすことができれば、ひざが痛むことはありません。


そして内側の半月板を痛めることが多く、半月板は、血管が乏しいため治りが悪いです。


ですから、変形や再発しないように予防していく必要があります。

 

膝に水が溜まる原因はこちらを参考にしてください。

 

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