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肩を動かすと痛い、腕が上がらない/腱板損傷の原因や症状と検査を解説!

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腱板損傷とは肩の周りの筋肉の束を傷めてしまう疾患です。


スポーツをしていて急に肩を傷めることや


転倒などによって肩を強く打ったり、手をついたりすることで切れてしまうことや


長年使い続けてきた腱板が加齢によって傷んでくることもあります。


1度傷めると肩を動かすと痛い、腕が上がらないという症状が現れます。


あなたは、病院にいきますか?


治療院に行きますか?


ネットで調べ自分でなんとかしますか?


たとえあなたがどの選択をしても間違えや失敗をしないようにこの記事では、


腱板損傷の原因症状と見分ける検査治療法リハビリについて柔整師の視点からわかりやすくまとめます。


肩周りの筋肉がたくさんでてきますが、わかりやすく解説しますのでご安心ください。

 

 

肩関節のしくみ

肩関節は、人間の身体の中で1番広く関節を動かすことができます。


その理由は、関節のはまりが非常に浅くつくられているからです。


関節を広く動かすことができる反面、肩が脱臼しやすいようになっています。


しかし、人間の身体はとてもよくつくられていて浅い関節を補い脱臼を防ぐために

 

筋肉や腱や靭帯などの軟部組織で補強されています。

  

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・棘上筋(きょくじょうきん)
・棘下筋(きょくかきん)
・小円筋(しょうえんきん)
・肩甲下筋(けんこうかきん)

主にこの4つの筋肉で補強しています。


この4つの筋肉の総称を


回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)英語でローテーターカフといいます。


学生の頃、この4つの筋肉は必ず丸暗記するようにと言われて筋肉の絵を描いて覚えさせられていたほど大事な筋肉です。


この4つの筋肉の特徴


・肩の深部に存在している


・関節を安定させる


・あまり大きな力は発揮しない


いわゆるインナーマッスルです。


最も損傷しやすい筋肉は棘上筋です。


肩を上げる際に棘上筋が挟まれて繰り返し負荷がかかり、血液供給が乏しいため修復が困難で傷めやすいといわれています。

 

腱板損傷の原因は?

野球・テニス・バレー・ゴルフなどで同じ動作の繰り返し使いすぎで腱板が傷んでしまったり、


ダンベルやバーベルを持ち上げる筋力トレーニングによる大きな負荷のかけすぎでも傷めてしまいます。


また、転倒によって肩を強く打ったり、手をついたりして傷めることもあります。


加齢による腱板損傷もよくあります。


長年使い続けてきた腱板が変性することによって気がつかないうちに損傷を起こしていることもあります。


このように腱板損傷を起こす原因というのは多岐に渡りますが、

 

一般的にはスポーツ傷害加齢によるものです。

 

腱板損傷の症状とは?

 夜間痛

夜寝ている時に肩にうずくような痛みがあり、寝る体勢を変えても起こります。


肩関節にある滑液包という袋の炎症により夜間痛が起こります。


夜寝る前から血液量は減るので、そのときに血液中の発痛物質が溜まり炎症のうずくような痛みに敏感になり夜間痛を感じてしまいます。

 

運動時痛

肩を挙げる動作で痛みが生じます。


肩を動かすと痛みがでるので、日常生活で洋服を脱いだり着たりの動作やベルトを通そうと後ろに手を回したときに痛みます。

 

関節の制限

腱板損傷や断裂をしてしまうと肩を挙げようとすると痛みが生じるためそれ以上関節を動かすことができなくなります。


また痛みが生じると腱板の筋肉が硬くなったり、萎縮を起こし関節を動かせる範囲が狭くなります。

 

腱板損傷かどうか見分ける検査

腱板損傷と症状が似ている疾患は、五十肩石灰沈着性腱板炎です。


肩が痛くて来られた方にレントゲンとMRI検査をすれば判断できるかもしれませんが、

 

画像検査ができない整骨院では、徒手検査を用いて見分けます。


整形外科でも画像検査をしたあとに必ずこの徒手検査を行い見分けます。


それぞれの疾患によって治療法が異なるので正しく見分ける必要があります。

 

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・ペインフルアークテスト
肩を横から挙げてきた時に、60°〜120°の間で痛みが生じるかどうかを診るテストです。
その範囲内で痛みが生じ、通過後は痛みがない場合は腱板損傷の可能性があります。

 

 

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 ・ドロップアームテスト
肩を真横に90°挙げた状態で、ゆっくりと下ろしていきます。
痛みが生じたり、ゆっくりと下ろせない場合は腱板損傷が疑われます。 

リハビリ

腱板損傷には、主に保存療法を行います。


保存療法で改善がみられない場合断裂など損傷具合が強い場合は手術を行います。


リハビリとしては、肩周りの4つの筋肉のトレーニングを行います。


筋力トレーニングといってもダンベルなどで負荷をかけて筋肉を大きくするトレーニングではありません。


肩の安定性を高め肩にかかる負担を減らし関節や筋肉の動きを良くするために行うリハビリです。

 

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ゴムチューブやセラバンドを肘の高さに柱などに固定します。


脇を締めたまま内側外側にゆっくり引っ張ります。

 

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このトレーニングを30回程行うことで肩のインナーマッスルは鍛えることができます。


ゴムチューブやセラバンドが無い方は、うちわを持って行うのも良いですし、お風呂の中で水の抵抗でトレーニングしても良いです。

 

どんな治療で腱板損傷は治る?

腱板が切れているからといって、すぐに手術をする必要はありません。


損傷・断裂部で起こっている炎症が痛みの原因ですので、

 

病院では痛み止めや湿布ときには注射で炎症を抑えて痛みを取り除こうとします。


しかし、痛みの程度が強くて改善がみられない場合や怪我による腱板断裂の時には手術を選んだ方が良いこともあります。

 

手術は、必ず検査や医師から事前に説明があります。

 

ですが、手術の不安から内容を冷静に理解しながら聞くのは難しいと思いますので、簡単にまとめたいと思います。


まず全身麻酔をかけて肩に4cm程の切開を加えます。


それから骨の変形やとげを切除して、断裂した腱板を骨に縫いつけます。


スクリューを骨に埋め込みアンカーとし、そこに腱板を縫いつけることで、腱板が骨に強く固定されます。


術後1週ほどで抜糸を行ない、肩を動かすリハビリをはじめます。


最初はリハビリの先生の補助をうけてゆっくりと肩を上げていくところからです。


術後2週くらいで自分の力で肩を上げるリハビリを始めて、術後3-4週をめどに固定装具をはずしていきます。

 

症例報告

60代 男性 右肩 腱板部分断裂


週に2回卓球をしていて、気がついたら右肩が痛く夜寝るときうずいて寝れなかったので次の日病院を受診。


病院では、レントゲンとMRIの検査を受け右肩の腱板部分断裂と診断される。


少し様子をみて痛みが引かなかったり、悪化して断裂した場合は手術をしますと説明されて卓球は当然中止と釘をうたれたそうです。


本人としては、1日でも早く治してまた楽しく卓球を続けたいという思いから整骨院に来られました。


お話を聞いていくと右肩を傷める前に右肘が痛くてそれをかばいながら卓球を続けていたせいで肩が痛くなったのかもしれないということでした。


おそらく右肩に負担をかけながら使う頻度が多かったことにより損傷してしまったのではないかと考えられます。


まず、強い痛みの原因の炎症を抑えるためにアイシングを行うことと、部分断裂している傷口が広がらないように、そして修復してくれるような治療を行います。


痛みが出る箇所は棘上筋の付着部だったので、

 

棘上筋が付着する肩甲骨上腕骨の調整を行い棘上筋の距離を近づけゆるむ状態にすることで引っ張られる負荷を減らすことができました。


部分断裂している所は手でくっつけることは出来ませんが、

 

2週間後には順調に夜間痛はとれ痛みもかなり引いてきたので徐々にリハビリやラケットで素振りを行なってもらいました。


今後は、再発防止のために痛みがなくても卓球後にアイシングストレッチを行うようにしてもらいました。

 

 

今回は、腱板損傷の原因・症状・検査・治療法についてまとめました。


この記事であなたの疑問が少しでも解決すれば幸いです。

 

 

この記事をお読み頂いても問題が解決しない場合はご相談ください。

 

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