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柔整師が解説!アンナチュラル 椎骨動脈解離とは?首のボキボキは危険。

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石原さとみさん主演ドラマ『アンナチュラル』


第4話では、バイク事故の末に死亡したある男性の不自然な死について。


事故を起こした原因として、


クモ膜下出血椎骨動脈解離が登場しました。

 


クモ膜下出血は1度は聞いたことがあるでしょう。


今回はあまり聞き慣れない、


椎骨動脈解離について柔整師の視点からわかりやすく解説していきます。

 


実際に整体カイロプラクティック


首をボキボキする手技によって椎骨動脈を傷つけてしまったという事故もあります。


椎骨動脈解離は、誰にでも起こりうる病気ですので


人ごとだと思わずに少しだけ関心を持ってください。

 

 

第4話のあらすじ(ネタバレ)

 

ミコト(石原さとみ)が働くUDIラボに、


母であり弁護士の夏代(薬師丸ひろ子)が死因の調査にやってくる。


バイク事故により若くして亡くなった佐野(坪倉由幸)の死因を究明してほしいというものだった。


死亡の原因はバイクの単独事故

 


佐野が事故を起こした原因として考えられるのは3つ。


①佐野が勤めていた工場の長時間労働による過労


②乗っていたバイクの整備不良


③かかりつけ医師による病気の見落とし

 


過労による事故死なのか?


それともバイクの整備不良なのか?


はたまた病気によるものなのか?

 


また、疑いをかけられた勤め先の工場長、


バイク屋の店長、病院の弁護士がUDIラボにやってきて、


醜い責任の押し付け合いをし始める。

 


解剖の結果、佐野の死因はクモ膜下出血によるものだと判明。


さらに病理の結果、椎骨動脈解離が起きていたことも判明する。


このことを佐野の妻に説明すると


事故の30日前にもバイクで転倒して怪我をして帰ってきたことを思い出す。


ミコトらは、バイクについた傷がマンホールによるものと気づき


2000個あるマンホールの中から佐野が転倒した事故現場を手分けして探すことに。


そして、事故現場の防犯カメラで転倒を証明することに成功。

 


長時間労働による過労により、居眠り運転を起こし転倒事故を起こしてしまった。


この転倒事故により椎骨動脈解離が起き、


さらにこれが破裂したことで、クモ膜下出血を起こし


バイクで運転中に意識を失ったことが事故原因だったのである。

 

椎骨動脈解離とは?

 

椎骨動脈とは、首の付け根付近から脳に向かって走行する左右2本の動脈です。


動脈の壁は、内側から内膜中膜外膜の3つの層でできています。


椎骨動脈解離とは、動脈の3層ある壁の一部が裂けて血管壁内に血液が漏れている状態をいいます。

 


椎骨動脈は、誰でも傷めてしまう可能性があります。

 

首から腰の背骨の1つ1つの骨のことを椎骨といいます。

 

首の椎骨には横突起というものがあり、


この横突起に穴が開いておりそこを椎骨動脈(血管)が通っています。

 

この首の骨がズレることで圧迫してしまう、もしくは首のマッサージなどによって椎骨動脈を傷つけてしまう可能性があります。


よく自分で首を捻ってボキボキ鳴らす方は特に注意が必要です。

 

首のボキボキは危険

 

首をボキボキ鳴らすとスッキリすることから首を鳴らすことが癖になっている方がいます。


微細な外力ですが、この繰り返しにより椎骨動脈を傷つけてしまいます。


出来るだけ鳴らさないようにして欲しいですが、癖になっている方はつい無意識にやってしまうと思います。


そういう方は、意識して鳴らす頻度を減らしていきましょう。


1日に1回だけやどうしても鳴らしたいと我慢できなくなったときだけという風にするのが良いでしょう。


そして、最終的には、鳴らさないようにしましょう。

 

 

整体やカイロプラクティックでは、首をボキボキする手技があります。


骨の歪みを調節したり、関節の動きを良くするために行うものですが、

 

少なからず椎骨動脈を傷つけるリスクがあります。


どんなに熟練した先生でも失敗しない保証はありません。


首のボキボキは特に危険なのでくれぐれもお気をつけください。

 

 

以上が椎骨動脈解離についての解説です。


病院や整体などで頭痛の患者さんに説明するときに椎骨動脈は頻繁にでてくるのでぜひ覚えておいてほしいです。


病態が理解できるとさらにドラマを楽しく観ることができると思います。


今後のドラマの展開にも期待です。