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胸郭出口症候群とは?腕から指先までのしびれや痛みの原因と5つの検査法

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胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)という疾患は、あまり聞いたことがないと思います。


主に腕から指先までのしびれや痛みを起こす疾患です。

 


一般の方は、


『手のしびれ=首のヘルニア』


という印象が強いです。

 

しかし胸郭出口症候群は手にしびれがある場合、


頚椎椎間板ヘルニアとの鑑別(見分けること)にとても重要な疾患です。

 


レントゲンやMRIといった画像検査も行いますが、

 

鑑別方法として胸郭出口症候群かどうか調べる検査法があります。


整骨院ではレントゲンやMRIが撮れないため、この検査法を良く使います。


また整形外科でもレントゲンやMRIを撮った後、必ずこの検査を行い鑑別・診断します。

 


今回は、胸郭出口症候群の原因5つの検査法について解説します。


検査法など医学的な部分があり難しいというイメージがあるかもしれませんが、


できるだけ専門用語は使わず、わかりやすく解説しますのでご安心ください。

 

胸郭出口症候群とは?

 

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胸の部分にある肋骨背骨胸骨からなる部分を胸郭といいます。


そして胸郭出口とは、その胸郭の上の部分の鎖骨付近のことを差します。

 


鎖骨付近に神経の束が集まり腕のほうに枝分かれしていくのですが、


その神経や血管が圧迫されること胸郭出口症候群といいます。

 


主に腕をずっと上に上げている動作により神経や血管が圧迫され手のしびれを起こします。


なで肩の女性に多く、首周りのトレーニングなど負荷のかけすぎで起こることも少なくありません。

 

胸郭出口症候群の症状


・腕から指先までのしびれ


・首、肩、肩甲骨の痛み


・首、肩周りの重だるさ


・筋力低下、筋萎縮


・手の感覚が鈍い


・指が動かしにくい

 

どのように診断するのか?


胸郭出口症候群の診断は、触診誘発テストなどで行います。

 


【5つの検査法】


モーレイテスト


アドソンテスト


ライトテスト


ルーステスト


エデンテスト

 

モーレイテスト

 

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鎖骨の上のくぼみ付近を指で押し、腕や胸のあたりにしびれや痛みがないか確認します。


このとき症状が増強する場合は陽性となります。

 

アドソンテスト

 

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座った姿勢でしびれや痛みなどの症状がある側の手首の脈拍(橈骨動脈)をとり、拍動があることを確認します。


症状がある側に顔を回旋させ、次に首を反らすように顎を上げて深呼吸を行わせます。


すると、鎖骨下動脈という鎖骨付近にある動脈が圧迫されて、


手首でとっている脈拍が弱くなったり、触れなくなったりした場合は陽性となります。

 

ライトテスト

 

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座った姿勢で症状がある側の手首の脈拍(橈骨動脈)を確認します。


症状のある側の腕を横に伸ばして肩の高さまで上げます。


そして、肘を90°曲げて手のひらが正面を向くようにします。


この状態で橈骨動脈の脈拍が弱くなったり、触れなくなった場合は陽性です。


また手首の脈拍だけでなく、しびれや痛みなどの症状が強くなったり、手の血行が悪くなり白っぽくなる場合もあります。

 

エデンテスト

 

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座った状態で胸を張ってもらいます。


両手を後ろに引き、手首の脈拍が弱くなったり、触れなくなった場合は陽性です。

 

ルーステスト

 

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ライトテストと同じ姿勢で両ひじを曲げたまま、3分間両手でグーパーを繰り返し続けてもらいます。


途中で指先がしびれたり、上げている腕がだるくなって降ろしてしまう場合は陽性です。

 


頚椎椎間板ヘルニアやその他の手のしびれを起こす疾患に、これらのテストを行っても異常が見られないため鑑別(見分けること)することができます。

 

どういう人がなりやすいのか?

カットで腕を上げている時間が長い美容師


車、バイク、自転車のハンドルを握っている姿勢


重い荷物の入ったリュックサック

 

片側から掛けるショルダーバッグ


首回りのトレーニングで重量を増やした際

どういう治療をするのか?

胸郭出口症候群は、神経や血管を圧迫されてしびれや痛みなどの症状を起こします。


圧迫を起こしている原因によって治療法は異なります。


骨の歪みにより圧迫を起こしていると骨へのアプローチが必要ですし、


筋肉が原因であれば筋肉へ、関節が原因であれば関節へアプローチという風に変わってきます。

 


手術になるケースは少ないですが、

 

交通事故によるムチウチで胸郭出口症候群を起こしている場合は注意が必要です。

 


経験としては、


猫背、巻き肩、ストレートネック、肩の高さが左右違う、肩甲骨の位置が左右違う、胸の筋肉が硬い、首の筋肉が硬い、呼吸が浅い


これらを改善することが優先順位が高いです。

 

 

私が専門学生の頃、同級生に30代の女性の方がいました。


専門学校の教科書は、中学・高校とは違ってとても分厚いです。


その女性は、ちょうどテスト期間中に分厚い教科書を何冊も入れたリュックサックを背負って通学することで胸郭出口症候群を起こし、手にしびれと痛みが出ていました。


症状は一時的でテスト期間が終わり、教科書の数が減るとしびれと痛みは引いていきました。


このように環境的な問題も関係しています。

 

 

手のしびれが頚椎椎間板ヘルニアによるものなのか、

 

胸郭出口症候群によるものなのか鑑別できるだけで原因を絞っていくことができます。


原因を絞って明確にし、そこに対して治療を行うことが改善するためには、ベストでしょう。


胸郭出口症候群は、あまり一般の方は知りませんがこの記事を機会にぜひ覚えておいてください。

 

 

なかなか治らない、原因が何なのかわからないで悩んでいる方はご相談ください。


改善に向けて一緒に進みましょう。

 

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